深セン、患者死亡で病院が処分されたことを受け、救急医療サービスを緊急監査
編集: 严若泠 | 出典: EyeShenzhen | 更新: 2026-04-07
深セン市の保健当局は、民間病院による救急搬送の配車規定違反が患者の死亡という結果につながった事案を受け、市内全域の救急医療サービスに対する一斉点検を開始した。

深センの街路を走行する救急車。資料写真
深セン市衛生健康委員会は昨日夜の発表で、深セン建安病院が市の120救急指令システムの指示に従わず、指定された公立病院ではなく自院へ患者を搬送したと明らかにした。同院には7万6000元(約1万500米ドル)の罰金が科され、3月18日から6カ月間、院外救急サービスの停止が命じられた。
この事案は広く世間の注目を集め、中国の救急対応システムにおける監督体制や規範順守のあり方に対する疑問を招いている。
公式発表によると、2025年8月5日未明、張姓の54歳女性が激しい腹痛を訴えた。家族が救急ホットラインに通報し、指令記録では、より近い公立医療機関である龍華区人民病院へ搬送されることになっていた。
しかし、救急車はその車両を運行していた建安病院へ患者を搬送した。
家族が繰り返し転院を求めたにもかかわらず、患者は約8時間にわたり同院に留置された後、ようやく指定医療機関へ搬送された。患者は同日午後5時42分、最初の通報から約17時間後に死亡した。当局によると、死因は脾動脈瘤破裂による出血であった。
この違反は、家族が実際の搬送経路と公式の指令記録との不一致に気付いたことから発覚した。
深セン当局は本件について「深い悲しみ」を表明し、遺族に哀悼の意を示した。市および区の保健当局が調査を実施した結果、同院が「深セン経済特区救急医療条例」に違反していたことが確認された。
遺族は治療の遅延および不適切な搬送を理由に民事訴訟を提起している。裁判所は医療責任の有無を判断するため、独立した第三者機関による法医学鑑定を委託しており、その結果を踏まえた今後の法的措置が見込まれている。
当局は、市内のすべての院外救急医療提供機関を対象とした包括的な監査を開始した。問題が認められた機関には、是正命令、業務停止、または救急サービス資格の取消しといった措置が科される可能性がある。
深セン市救急医療センターはまた、救急車運用に対する一体的な監督を強化し、搬送経路の決定に対する遵守をより厳格に確保するため、指令システムの見直しおよび高度化を進めている。