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​龍華区の企業がヒト型介護ロボットを発表

編集: 何得如  |  出典: EyeShenzhen  |  更新: 2026-07-15

左点科技(Zuowei Technology)によるスマート高齢者介護ソリューションのデモンストレーションにおいて、移動支援機器を利用する高齢者に付き添うヒト型介護ロボット。写真提供:左点科技

    龍華区に本社を置くロボット企業が、水を注ぐ、毛布をかける、身だしなみ支援といった実践的な介護作業を担える2種類のヒト型介護ロボットを発表した。これは、高齢者介護における具現化AI(Embodied AI)の実用化に向けた一歩となる。

    「天枢(Tianshu)」と「天機(Tianji)」と名付けられたこの2機種のロボットは、左点科技(Zuowei Technology Co. Ltd.)のグローバル製品発表会で披露された。高齢者介護向けに専用設計された同ロボットは、ヒト型ロボットを実験室での実演から現実の介護現場へ応用を広げる最新の取り組みの一つとなる。

    龍華区の大浪街道で設立された左点科技は、7年間にわたりスマート介護技術の開発に取り組んできた。同社は現在、300件以上の特許に支えられた30以上のスマート介護製品を展開し、ソリューションは50カ国以上で活用されている。

龍華拠点左点科技が開発したヒト型介護ロボット。在宅介護機能の実演中に高齢者にボトル入りの水を渡す様子。

    汎用目的のヒト型介護ロボットとは異なり、天枢と天機は重度移動障がい者が必要とする6種類の不可欠な介護ニーズ(排泄介助、入浴介助、食事介助、移乗介助、歩行介助、更衣介助)に対応するよう設計されている。

    これら2機種のロボットは連携システムとして稼働する。天枢が意思決定のハブとして接続された介護機器を統合・調整し、天機が近距離での身体介助と見守り・対応(会話や精神的サポート)を担う。人間と同等のスケール感で設計されているため、介護施設の廊下や住宅の玄関などの狭小スペースでも動き回りやすく、利用者に圧迫感を与えない。

    同ロボットは、高自由度な双腕動作に加え、音声インタラクション、方言認識、感情認識、24時間モニタリング機能を搭載する。自然な会話で応答したり、夜間の転倒アラートを発信したりしながら、繊細な身体介助作業を実行する能力を備えている。また、このシステムは既存のスマート介護機器と連携できるように設計されており、介護施設やサービス事業者は既存のインフラを置き換えることなくサービスを高度化できる。

音声インタラクション・見守り機能の実演中に、ヒト型介護ロボットと対話する高齢者。

    今回の製品発表は、高齢化社会において拡大する介護ニーズに対応する技術への需要が高まる中で行われた。同社によると、この新しいロボットは、安全性・全シナリオへの適応性・長期的介護向けの具現化AI(Embodied AI)を組み合わせた、商業的に実現可能なソリューションを提供する。

    左点科技は、大浪街道の億豊華(Yifenghua)産業団地に形成されつつある高齢者介護技術クラスタの一角を担っている。同団地には、スマート介護、リハビリ機器、医療機器に特化した企業が集積しており、深センで最初期となるシルバーエコノミー特化型産業拠点の形成を支えている。

    具現化AIが製造業からヘルスケア分野へ活用範囲を広げる中、天枢と天機のデビューは、社会の最も切迫した課題の一つに対する実践的なロボットソリューションの開発において、龍華区が果たす役割が高まっていることを際立たせている。

​龍華区に本社を置くロボット企業が、水を注ぐ、毛布をかける、身だしなみ支援といった実践的な介護作業を担える2種類のヒト型介護ロボットを発表した。
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